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複式簿記をするなら発生主義で

Date2008-11-10 Trackback0 Comment0 CategoryWork Tags,

複式簿記のつけ方に,現金主義と発生主義があります。現金が動かない取引まで記録するのが発生主義です。複式簿記をするなら,ぜひ発生主義で。

65万円の青色申告特別控除を受けるには

確定申告のために,発生主義で複式簿記を記帳し,貸借対照表と損益計算書を提出すれば,青色申告特別控除として65万円が控除されます(課税対象額から差し引かれる)。発生主義の複式簿記でないと控除額は10万円です。課税対象となる所得が900万円未満なら,税率は10%から16%くらいになりますから,発生主義の複式簿記をやることで55,000円から88,000円程度の節税になります。

いくら会計ソフトで複式簿記をやっていても,現金主義でやっていたのでは,65万円の控除は受けられません。というより,発生主義でやるために複式簿記が必要なのです。

現金主義と発生主義

現金の受け渡し(口座からの入出金も含めて)があった時点で伝票を作るのが「現金主義」です。基本的に 複式簿記で見えてきたこと で出てきた売掛金とか買掛金という考え方はなくなります。ASKULで事務用品を買ったのは,銀行振込をした日ということになります。未払いの買掛金があったとしても,帳簿上には現れません。

これに対して,現金の受け渡しだけに依らず,実際に取引がされた時点で伝票を切るのが「発生主義」です。ASKULで事務用品を買った例でいうと,事務用品を手に入れたときと,その支払いをしたとき,計2枚の伝票を作ることになります。事務用品を手に入れたときは現金は動いていませんが,これも記録するのです。

現金になっていないもの,現金以外のものまで見ようとするのが発生主義です。固定資産の減価償却などはそのよい例です。

複式簿記のキモ

たぶん,複式簿記のキモは,発生主義で経済活動を見るということだと思います。大雑把に「仕訳がむずかしい ≒ 現金主義では見えなかったところ」と言って間違いないでしょう。仕訳を覚えながら,見えなかったところが見えるようになる。もう一歩深く見る。

家計簿や小遣い帳などの金銭出納帳は,いわば現金主義で書かれたものです。そんな経験しかなかったぼくが,複式簿記をやるようになって発生主義に目覚めた,ということなのです。

ちなみに,科目を少々書き換えれば家計簿や小遣い帳も会計ソフトでできます。

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